細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

2007-01-01から1年間の記事一覧

2007年の

結果のまとめ。113冊でした。3年目にしてようやく目標達成、ってまるマ全巻があるからですね(苦笑)。 2007年12月 (7+2) 絶対わかる有機化学...人間失格...天と地の守り人...結婚するあなたへ...サンタクロースの大旅行...図書館革命 ...砂はマのつく途の先…

絶対わかる有機化学

斎藤勝裕。名工大の先生なんですね。図書館でずらっと新刊が並んでいたので(嬉)借りvもちろんこの一冊読むのにも1か月ちょいかかっているので(そしてこれはこの内容と私の能力にしては早く読めたほうだと思う)、シリーズ全部が読めるなんてこと有り得な…

人間失格

太宰治。いやむしろ、小畑健?(笑) それはもちろん冗談ですが、お友達にあの表紙を教えてもらって、自分で確認したときも直ちに買う気にはならなかったんだけど、図書館で見当たらなくって(別にあの表紙で探したわけではありません)。結局、購入。で、読…

天と地の守り人

読み終わってしまいました守り人シリーズ(>_上橋菜穂子。3冊一気に読んだわけではない、それぞれ区切りもよいのですが、やっぱりそれぞれっていうよりはひとながれ。第3部、父王の筋、もう一方で侵略者の筋をあそこまで通させた力量はすごいです。子と親のあ…

結婚するあなたへ

大宮 チヱ子、上林 順一郎 著。むしろ日本基督教団出版局出版と書いたほうがわかりがいいか。(いいのか?) 著者はいずれも牧師さんです。お借りしたので読了。別に違和感は特にないですけど、ううむ。「違和感は特にない」と「信仰に基づく結婚」との間に…

サンタクロースの大旅行

葛野浩昭。これはひさびさに、軽くいい新書を読んだ♪って感じで楽しめました。コカコーラとか、冬の神様。たくさんの歴史あるイラストに、話題のうちのいくつかと著者の個人的な交わり。ぶたとサンタ!♪「ラップ人」を見せるサンタクロース村のフィン人がい…

図書館革命

あ、妹に買わせたのにお金払ってない!いま気がついた、最終巻。べた甘と予告を受けていたので、そんなでもないじゃん、というくらいに読めました。や、客観的には、・・・やっぱりべた甘ですかねぇ? 今回は各章ごとじゃなくって一冊でひとつのイベントです…

砂はマのつく途の先!

12月1日土曜日に、この片田舎の本屋さんにあるとは思いませんでした嬉々としてgetの最後の一冊^_^;。お待ちしてました!って、幸い私はまるマを読み始めたのがつい先々月のことなので、たいして待ってはいませんが、待っていた方は1年半。いや、待ち望まれて…

バビロンに行きて歌え

池澤夏樹。実は途中でいちど挫折しかけました。あれ、短編集だったの??なんて。短編集ですが、繋がっています。確かに、「バビロンに行きて歌え」。冒頭の不安と進む繊細さもいいのですが、だんだんすうっと風が吹きます。進んでみればあっという間、最初…

翔太と猫のインサイトの夏休み

永井均。だいぶ前から読みたかった一冊、ランドリ彩雲国と抱き合わせでアマゾンで購入(笑)。おもしろかった!けど、読んだだけです、哲学はしてない。でもおもしろかった。ほとんどお話仕立てにはなっておりませんが、でも、その少しの仕掛けは哲学、をす…

大正時代の身の上相談

カタログハウス編。大正時代の読売新聞の人生相談ピックアップ、現代のコメントもあり。お借りして行きのフェリーの中で一気に読了、とても面白かったです。まずは恐るべしはその処女信仰、妻が処女でなかったという相談の、何と本人の深刻なことか。もうひ…

夏の王

飛ばしていましたケルトファンタジー、第4弾。これはうん、歌の石の次に好きかも♪妖精王の月の方はもう忘れちゃったよ〜(苦笑)わたくし実は、恋物語が好きなのかもしれません。 ロマンスといってももちろんこのシリーズ、全然べた甘じゃなくって。斥けあう…

屍鬼 上・下

小野不由美でなければ、読んでなかったと断言できますだってホラーなんて!(苦笑)。いや、でも、しかし、楽しませていただきました。ちなみに、いつかは、いつかはと思っていましたがこの時期に読んだのはもちろん?フジリューのせいです(笑)。藤崎竜の…

おくのほそ道

付 現代語訳/曾良随行日記。潁原 退蔵、尾形 仂の訳注。Amazonで出てくるのは新版だけど、読了品は昭和42年版・・・まあ、平成11年第52版ですが、いずれにせよ旧版になるでしょう。内容構成は新版でも一緒かな?おくのほそ道、本文評釈(現代語訳)、発句評…

彩雲国物語 隣の百合は白

彩雲国最新刊、今回は幸いにしてAmazonで早々に購入できました♪外伝3冊目の今回は黎深様スペシャルでした。 お若い鳳珠さんが可愛いの♪相変わらずな、じゃない?何気にあちこち素直かもしれない?黎深様ももちろん楽しいです♪百合姫、こんな方だったのだと…

蒼路の旅人

上橋菜穂子。守り人シリーズ外伝2、という表記はきっと正しくない守り人シリーズ7冊目。思いっきり「続く」です。もちろん完全にまとまってますが。十五ともなればやっぱり結構かっこいい(笑)、微笑ましく伸びやかなひとときもあり、この巻でも成長は着…

光をはこぶ娘

メリングの・・・あれ、何冊目だっけ?何度か借りて読めず、ようやく読んで、そして図書館で返してから気がつきました、私1冊飛ばしたよ!^_^;。前出てきた子みたいだけど、ちょっと覚えてないなあ、まあ間が開いたからなあ、ううむ、と思っていたら読んで…

ダ・ヴィンチ・コード 上・下

いわずと知れた、ベストセラーです。図書館で見かけて、これは見送るとたぶん次はない(自分の気分的に)と思ったので借りて。返却日を前にして、これまたいったん返却するとたぶん次はない(やはり自分の問題で)と思ったので読了。土曜の午後、一気に読め…

リセット

スキップの次にリセット。北村薫。ターンはまだ図書館で目にしていないんだけど、そのうちには出会うかな。 スキップより淡々とした話でした。客観的にはこっちの方が波乱万丈なんですがね。書き方にしても語り手の変遷以外にも、そもそも入り込むというより…

やっぱりあぶない!IH調理器

船瀬俊介。買ってはいけないの中の人。去年のガス展(笑)で、100円だったのでつい買っちゃいました。定価は1000円なのにね。ガス会社としては、ただで配っても惜しくないのかもしれませんが^_^;。積読にふと気が付いてようやく読了。 不安を煽る本ですが、…

海の底

有川浩。引き続き・・・ってかこっちが先ですね、自衛隊恋バナ、いや、いやいや。確かに自衛隊より機動隊・県警の話になっちゃってますよ〜^_^;面白いのでいいんですが。自衛隊側、というか船の中側の方は、クジラの彼を先に読んじゃってたのであまりに自分…

マリア様がみてる 薔薇の花かんむり

とりあえずのところ、大団円(いや終わらすなよ(^^ゞ)。安心して読める一冊でした。ちなみに、私は奇跡の人がヘレンでなくてサリバン先生を指していることも、薔薇の花かんむりがロザリオを指していることも、知りませんでしたです (^^ゞ。 → Amazon.co.jp

今日からマのつく自由業!

喬林 知。いわゆる「まるマ」シリーズです。ちょっとしたきっかけがありまして、外伝含め今のところの17冊、1週間くらいかけて読了。・・・あう〜〜続きが・・・! ファンタジーでギャグで小ネタだらけで野球で、最初のころの一話完結もいいけどここのとこ…

彩雲国物語 白虹は天をめざす

お待ちしていました重版出来♪・・・と思ったらいま奥付見たら初版だったよ。あんたたち一体この半月どこにいたのよ??・・・もとい。ええ、発売日の次の月曜に本屋さんに行ったらもう売り切れで、注文して待つこと3週間。お友達にも心配を掛けつつ、ようやく読…

ジェネラル・ルージュの凱旋

先週妹ちゃんが持ってきてくださった2冊目、読み始めてみるとナイチンゲールと同時進行。そういう仕掛けはそれだけで嬉しいですよね♪もちろんまったく違った話です、田口先生かなり忙しかったんだね〜〜(笑)。今回は殺人事件はありません。ナイチンゲール…

ナイチンゲールの沈黙

妹に本を貸せと迫る姉 (笑)。いやいや、そんなつもりは、めっそうもないことですよ^_^;。読みかけで読んでな~い、読みた〜いと騒いだら、はるばる持って来て下さいました。ありがとうございます。 海堂尊、バチスタの続編。今度はだいぶ落ち着きました。白…

スキップ

北村薫。ターンはまだ読んでいないんだけど・・・あれ、こっちの方が古い??導入はちょっと引っかかりましたが、スキップしてからはぐいぐいと。ラストは・・・ううむ、ネタばれになっちゃうし。ともかく、中盤後半の、ぐいぐい前向き加減がよかったです。 →…

地名の由来から知る日本の歴史

武光誠。どれもこれも面白かったけど、どれもこれも覚えていない・・・(^^ゞ。覚えているのは「保」が「荘」と同じ(正確には同じじゃないだろうけど、まあともかく、同類)だってことかな。各務は鏡なんだ〜とか。 まあいいんです、楽しいから! → Amazon.c…

エンド・ゲーム―常野物語

恩田陸。常野物語の第3作、どきどき加減は最大です。っていうか私は怖がりなので、・・・怖かったよう!これくらいの怖さがいちばん楽しめ、これ以上怖いともう嫌いの域に入ります(^^ゞ。月曜日の夜0時前に読み始め、そのまま1時過ぎに読了するまで息もつかせず…

透明な旅路と

あさのあつこ。先日読んだ「地に埋もれて」とセット、こちらの方が一年前の発行です。私の好みは女と少年の艶の混じった地に埋もれての方なのですが、これもタイトルのように捉えどころのないざわめいた感覚、知らない読書の楽しみで良いです。 → Amazon.co.…