細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

春を恨んだりはしない

池澤夏樹、震災後のエッセイ集。ちょうど沖に向かって泳ぐを読み終わったところだったので、そのスタンスが同じ部分にふううっと息をつく。そして、違うところにも。キリスト教の話がいつの間にかすごく土着の日本の考え方の再考に移ろう、確かに、もともと…

沖に向かって泳ぐ

池澤夏樹へのインタビュー、新井敏記。マシアス・ギリの失脚で池澤夏樹好きになった私としては、それについて語るこれはどこもとても魅力的。池澤さんの私小説の敬遠ぶりは微笑んじゃうくらい納得です。だけど小説は(対談も)結局どれもやっぱり同じひとが…