細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2006年

2006年、97冊。 2005年度、92冊。 ちょっと足りなかったですね。 2006年12月 (7+2) 背教者ユリアヌス ... ソフィアの正餐会 ... きいてほしいの、あたしのこと...世界文学を読みほどく ... 暗黒神殿 ...罪と罰...本屋 (日本の名随筆 別巻50)…

背教者ユリアヌス

辻邦生の古典。文庫では3巻本、今年後半の長期読み物(ちなみに前半のそれはミシェルでして、こういうずっと抱える本とすぐに読む(または読まない)本が同時平行)、かつ最後の読み物。なぜ読み始めたかはもちろん去年の塩野七生を読んだからで、最後のロー…

ソフィアの正餐会

クラッシュブレイズの・・・何冊目かな?また一冊飛ばして読んだみたいだし。何で読んじゃうんだろうと思うんだけど、内容はないんですけど、楽しかったですよ? これくらいストーリーが軽いほうが、楽しむのにはいい。物語がないのにあるように見せかけられる…

きいてほしいの、あたしのこと ―ウィン・ディキシーのいた夏―

笑うのがうまい、友達を作るのがうまい犬、ウィン・ディキシー。主人公オパールが彼を連れ帰らないわけにいかなくなるのもごくごくもっとも。それなりに元気に割り切った、さっぱりした魅力の10歳の女の子オパールの、内に抱えたかなしみ、他人の悲しみと自…

世界文学を読みほどく

池澤夏樹。いつかは読もうと思っていたのだけど、先日読売新聞の読書欄で紹介されていたのでこの機に。うちの図書館になくって、リクエストしたら(買ってくれるかと思ったのだけど)県立図書館から借りてきてくれました。相互貸借の存在をすっかり忘れてい…

暗黒神殿

うわ1年しか待ってない(いやもう待ってはいないかも)のにちゃんと出たよ吃驚、のアルスラーン戦記第12巻。これがしかし出ればやっぱり楽しいのです、満足。新しい楽しさというよりは過去からの楽しさではありますが、ヒルメスさまが生き生きしておられるの…

罪と罰

ドストエフスキイ。池田健太郎訳。2段組の本なんて久しぶりに読みました。読了するまで読了できるか常に危ぶんでましたわ(笑)。や、面白かったのですよ、ほんとです。でも長かった〜(^^ゞ。 「殺してみたかった」を実行したくなる若い人に捧げます。それ…

本屋 (日本の名随筆 別巻50)

33の随筆を収録、池澤夏樹編。当市の図書館の池澤作品を探したところの未読の最後の一冊で。でもって「池澤さんもこれ読んだんだ」というミーハーな(?)視線で読みすすむ。もちろん、選集を編むからには選者がお読みになった品はこの数倍であるわけです…