細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

2018-01-01から1年間の記事一覧

弥栄の烏

最後の1冊だけちょっと時期が開きました。阿部智里の八咫烏。 玉依姫をさらに裏から、おおこう繋がるのかという語りの妙。思えば遠くに来たもんだ。 雪哉の対応はそう来ちゃうのか、と少々もやっておりますが、世界を6冊できっちり閉じたお手並みに敬意を表…

カトク

カトク読みました!よく出来てる、と率直に思います。ディーセントワークガーディアンに比べるとほっこり度が薄い気はしますが、カトクだからシビアにならざるを得ないですかね。 ラストはやはり悩ましい。労働者が経営者的感情を持つこと、経営者を敬慕する…

キャロリング

有川浩。出張のお供に駅ナカ購入。梅雨だというのにクリスマス本。 愛されている子供ほど、親を傷つける力がある。傷つけられたら傷つけたくなる。 だから子供に、というのではなく大人に、間違えないでと願うものがたり。

烏に単は似合わない/烏は主を選ばない/黄金の烏/空棺の烏/玉依姫

一気に読んだので一気に。阿部智里。 転勤になって職場近くに本屋があるようになり、これまで通販で買ってた本を探しに立ち寄り。お目当ての本がなく、くやしくて?買ったのがこれ。JRの車内広告で気になってはいたんだけれどいまさらかなあと思っていたのを…