細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

新卒無業

リクルートワークス。章ごとに違う人が書いているんだけど、章ごとにおもしろさが違う(^_^;)。 ニート、と意識するより前の本。ちゃんと見ている人は見ている、と。おもしろかったのは、主たる関心事たる前向きでない「新卒無業」もさりながら、すごく先進的…

日本の不平等

大竹文雄。評判が高いので、帰省の電車のおとも用に、買ってみた。もっとも、その後にキリストの勝利が並んでいたのを見つけたので、帰省の友はそっちになって、戻ってくるときにはこれ読んでたんだけどやっぱり塩野七生よりは進まなくて、でもってつい文庫…

マリア様がみてる 未来の白地図

ずうっと続いていて、進んでいてかつ崩れない品質、たいしたものだと思います。いつにもまして純然たる学園ものvといって、瞳子ちゃんのお話でなくて祐巳ちゃんのお話なので、もうすこしだけ祐巳ちゃんが葛藤していた方がいいのかもしれない。 黄薔薇もよい…

天を支える者 古恋唄2

前田珠子。っていうか、もう本編覚えてないのに。っていうか、1読んでないのに。まあいいや、前向きで誠実な男の子って、いいよね。 ・・・しかし前田さん最近あの活字のサイズがデフォルトになっちゃったのか?・・・。 → Amazon.co.jp

仕事のなかの曖昧な不安

玄田有史。ニートよりはちょっと前、初出2001年。幸いにして文庫化、それは去年。 経済学の本ですよ、労働経済学の。データがたくさん入ってて。はじめから終わりまで。なのにですね、泣きました、比喩でなく。「自分で自分のボスになる」本文中で主とし…