細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

キリストの誕生

ちょっとづつ遠藤周作、たまたま図書館にあったのですが。イエスの生涯の続編なんですね、これ。イエスの生涯とキリストの誕生で、この順番とわかる人多くはないんじゃー。え、常識? うちの相方さまはひとことでご理解なさったので、改めて尊敬。ともかく、…

ガヴァネス(女家庭教師) 〜ヴィクトリア時代の余った女たち〜

ふと気が向いた中公新書、エマの影響は否定すべくもありません。ガヴァネスって女の子を教えるものだったんだね! 実際と小説の両方から彼女たちをとらえる分析はさらさらと読みやすい。昔ジェーン・エアを読んで楽しめなかった私に読み方を知らせてあげたい…

黒祠の島

もちろん小野不由美、何年か怖いかなあとためらって、しかしゴーストハントも読み終わっちゃったしもう読むしかないと文庫購入。読み終えた第一感想は、「ホラーじゃなくてミステリでした」。前半はじわじわ怖い沈黙の中、後半は二転三転の謎解き返し。併せ…

武士道シックスティーン

ライトに楽しいでもラノベじゃないよね、このレーベル。剣道だから警察繋がりと言えないことはないけどジウとか書いてる誉田哲也、女子高生の剣道が青春。 読書って楽しい。剣道って楽しいになる半歩手前の私の感想。確かに新しいジャンルだなあ。

ゴーストハント 扉をあけて

楽しかった半年も終わりかなしいかな最後の一冊。小野不由美の新刊を立て続けに読める日なんて、今後あるのか・・・。 しかし何を書いてもネタばれしそうな最終巻。密かにすごく切ないぞ。誰のために切なく思うのかは内緒です。いやいやみんなが切ないのです…

人事部は見ている!

本屋さんで労働関係ふと買い漁り、の一冊。読みやすかった、知ってる話?知らない話? ともかくどこの会社も果ては公務も、たぶん同じ。人事ってそういうものだよなあと頷いて読む。

東洋的な見方

古本屋さんで何となく呼ばれてはじめて読んだ鈴木大拙、家の本棚にはいくつかあったはずだけど。 禅の言葉にならないところを、言葉で明らかにしてくださる短文の山。少しづつ違う話がどれも同じところを指してる、混沌の分かれる間際。臨済録を‥最遊記に惹…