細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ナポリ−バロック都市の興亡

手に取ったとき予想していたより、新しいナポリを扱った本だった。18世紀以降。 ・・・さて、知識はちょっとばかり増えたと思うのだけれど、うーん。基礎知識が足りなかったから読みにくいのだろうけれど、うーん。カンツォーネ(帰れソレントへとかオーソ…

子どもと始める囲碁

安田泰敏九段。これくらいなら分かるv読みやすいvでも私が親と9子置いて碁になるかっていうとあやしい(苦笑)。 でも、碁って楽しい、という本。4歳の子どもでも、認知症の(この本とは関係ないけどお役所は「痴呆症」という言葉をやめたそうだ)お年寄…

Harry Potter and the Prisoner of Azkaban

ハリポタ第3巻。いまさら第3巻?ええ、いまさら。4年越しですよ〜祝読了! 去年までは休暇のたびに1、2章づつしか進んでいなかったのだけど(もっぱら帰省の新幹線の中)、この夏は休暇中と帰ってからとで13章から22章まで進んだvたぶん後半の方が…

からくりからくさ

一度に読みすぎな気もするけど梨木香歩。けれどこれは、私には少し難しかった。すこし寝かせておいてあと三度ほどは読んでみないと。 四人の主人公の心のひだが、どれも美しくそれぞれに共感できるのだけれど、もう一歩私の感じた向こうに何かありそう。染め…

西の魔女が死んだ

言わずと知れた梨木香歩。本当はからくりからくさが欲しかったんだけど、職場近くの本屋さんには置いてなかった。 これはまた、読みやすいというか、どこかで知っているというか、子どものころに(いやいまでも)ひどくあこがれたものと同じ本だ。そして草花…

花を運ぶ妹

池澤夏樹。ずいぶん抱え込んでいたけれど、時間が取れればあっという間。カヲルに導入部で、兄にはじわじわと終盤付近で惹かれていきました。 全編とてもみずみずしい。水が不可欠でときにとても残酷で。救いで、惑わしだったりもする。パリの川、バリの海。…

オランダモデル

ワークシェアリングの話かと思いきや、それはごく一部。オランダ人はばらばらである、もとい、いくつかのグループに分かれている。すべてのグループが同じ考えを持つことはできない、また、その必要もまったくない。妥協できる分だけ合意して、進む。ある人…