細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

君の働き方に未来はあるかー労働法の限界とこれからの雇用社会

大内伸哉先生の光文社新書。奴隷と根源的には同じ雇用の(雇傭の)従属性に重点を置き、というか労働法をそれなりに学んでいれば既知だけど、あまりみんな声高には言わないそれを注意喚起する新書。だから、正社員を目指す人生の戦略は正しいのか?という問…

想いの軌跡 1975-2012

塩野七生の単行本未収録エッセイの束。ローマ人を書く前の塩野七生の書き物をいま初めて読む、なんとも楽しいw 確かにほとんど読んでいないものばかりでしたが、歴史其儘と歴史離れとか2つ3つは見かけた覚えが。加筆があったのもありましたが、どういう仕…

クレヨン王国の十二か月

青い鳥文庫出版当時に削られた分も含めた完全版らしいけど、実はそもそも読むの初めて。福永先生はもう御歳70でいらっしゃるのですって。 どうしてか子供の時分は敬遠していたのですけれど、うん、スタンダードにおもしろいv 善意に支えられる物語は、どきど…