細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

想いの軌跡 1975-2012

塩野七生の単行本未収録エッセイの束。ローマ人を書く前の塩野七生の書き物をいま初めて読む、なんとも楽しいw
確かにほとんど読んでいないものばかりでしたが、歴史其儘と歴史離れとか2つ3つは見かけた覚えが。加筆があったのもありましたが、どういう仕切り だったのかしらん。
ともかく、お若いときの書きぶりは懐かしく、でもそれ私には20年前だけど塩野七生には35年前なんですよね。作品は時を超える、当たり前だけどしみじみ。ヴェネツィアとかマキャベリとか代理人とか、読み直したくなりました、がこないだの新刊(フリードリヒ2世)まだ積ん読なのでそちらが先(笑)。