細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

オンタロスの剣

読み飛ばしてたクラッシュブレイズ、最寄駅の本屋さんで特集?されてます。あとパピヨンを読んでないらしい。スカーレットウィザードが終わって何年経ったかなあ? 楽しいことはいいことです。それでも好きだから新しい皮袋を求めると、我ながらいい加減しつ…

李商隠 高橋和巳コレクション4

河出文庫の没後25周年コレクションの4。図書館で借りたのですが、買おうかなぁ、どうしようかなあ。小説家ではなく中国文学者としての高橋和巳、でも、確かに同じひとですよ、この丁寧さ!(>_学術書なんです、1958年出版の中国詩人選集@岩波書店。李商隠は…

流れる

幸田文、実は初めて。働きに支えられたきりりとそして細かな、ぴんと張った感情に裏打ちされた観察者の眼でみる厄介で繊細な女の世界。淡々とした文章かと思いきや、結構こちらを飲み込んでくる。凛と歯切れのいい、よどみなく清冽で、といって擬態語の多様…

故郷へマのつく舵をとれ!

いつの間に出てたんですか、のまるマ最新刊。駅構内で見かけて思わずというか慌てて購入(笑)。無事に落ちをつけまして、故郷に舵を♪だいたいにおいて話を閉じるときにはあらすじ重視になるもので、キャラの魅力は待て次章(^^ゞ。 → Amazon.co.jp

日本語は悪魔の言語か?

小池清治、角川oneテーマ21。悪魔の言語のように難しい、とザビエルさんが仰ったそうな。書名って上手いよな〜。ちょっと独り善がり?なんて部分もなきにしもだったけど、まあふつうに面白かった、って読了後何覚えてるかは・・・ええと。森有礼がひらがなの…

私たちは長崎にいた

永井隆編著。もちろん長崎の、そう原爆の体験記であるのですが、あの日から5年、ここに語られているのはあの日から生まれた人と人との間のひび。それは声高に語られているのではない、人は我が身を思い返すのですが、我が身との間の、人との間の、ひび。痛…

ホントに、この人と結婚していいの?

図書館でついつい立ち読み、読書記載せたくないから途中で読み止めようかと思いもしたけどさすがにそれもあざといかなあ、の人生論?。ともかく、誰しもけんかはするものだ、ということで。ま、いいか、と回避するべし。→ Amazon.co.jp

傭兵ピエール

佐藤賢一。しっかり楽しませていただきました、好色本?(苦笑)。何というかですね、佐藤賢一3冊目なんですけど、なるほど、そういうものなんだな。でもそういうところも(そういうところが、とはさすがに言わない)好きなのだからして、また見かければ次も…

ハロー?

ヨースタイン=ゴルデル、私が今まで読んだゴルデルの中で、いちばん幼い時期から読める一品かな。そのせいかそのせいではないのか、深みが微妙に消化しきれずに言葉で滑っている気がしないでもない。でもふしぎに(そして)ほほえましい。挿絵の存在感も大き…