細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

アマゾン・ドット・コムの光と影

横田増生。潜入ルポ、とあるように、半年間アマゾンの配送センターでアルバイトとして働いた体験を軸とする一冊。もちろんこちらが影で、そして、評判から聞いていたよりは光の方にも焦点が当たっていて、おかげで読みやすかった。読みやすくて、そしておそ…

半落ち

映画化された作品の、文庫本。映画はちょっと物足りないところもあったので(泣けたけど)つい手に取った。ちなみに、これはたぶんネタバレ厳禁な本ですが、私はこの映画を会報(苦笑)で知ったので、映画を見る前からネタは知ってました。とはいえ知らなか…

クラッシュ・ブレイズ パンドラの箱

茅田砂胡。見かければ読むデルフィニア番外編シリーズ。いえこの形容はおそらく失礼に当たりますが・・・スカーレットウィザード番外編シリーズでもいいですが。そうですね、今回はむしろ後者。ケリーとファロット2人の話というよりは、やっぱりケリーとジャ…

喪の女王2

須賀しのぶ。いま2番目に追っかけているラノベ。今回の主役はグラーシカかしら。カリエやラクリゼがメインでないときは波乱万丈には欠けますが、揺れ動く心の機微はやはり、ドラマティックです。そして女王だらけ(笑)。何はともあれ魚釣りとか、いいですよ…

BROOCH

薄い紙のしかけ絵本。次のページが透けて見えて、ドレスの模様になったり、翼がついたり。紙を通した色の薄さもきっと計算されてて、すごい。本屋で見かけてつい読み干してしまいました(^_^;)。きれいです。 → 出版社のサイトへ

あらしのよるに

あらしのよるに、ほか全7冊(特別編は読んでません)。紀伊国屋でたくさんたくさん平積みになっていて、ついつい。評判もあらすじも大方聞いていたので、聞いたとおり、そして聞いていた以上に、友情というより恋愛?(←微妙。その隣にあらしのよるに-恋愛…

チューリップ・タッチ

アン・ファイン。灰島かり訳。図書館で出会う「子どもの本」の恐ろしさのひとつは、読み始めるまでどんな話かまったくわからないことが多いことだ。それは配架の問題なのか、装丁の問題なのか、単に私が一般の小説をたいして読まないからなのか、一般の小説…

ローワンと黄金の谷の謎

リンの谷のローワン、2作目。1作目とまではいかないけど(主観)、これもまたよし。 外と内、差別とその否定。お互いなのも差別と言うかな?断固とした、けれど子どもを責めない教育と、「いい人」も差別をするもう一段階の提示。「無用」としてはいけない…

日産を甦らせた英語

この日本語英単語交じりの微妙なペーパーバック、図書館でつい拾ってしまって2冊目。英語の講師が何を考えているか、という話としては面白かったかも。・・・それ以上でないのはビジネスで英語をつかわないという私側の要因のせいだろうから筆者には申し訳…