細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

働く女子の運命

※ このレビューはだらだらと長いです。すみません! hamachanの新書ももう5冊目。分野別が中高年・若者ときて今度は女性。ちなみにどーでもいいことですが、岩波、日経、ちくま、中公、文春とラインナップがバラバラなのはなぜだろう。ぶれずに同じ話なので…

沈みゆく大国アメリカ

堤果歩。タイトルは大きいのですが、中身は要するところオバマケアの失敗についてです。オバマケアにより保険にカバーされなく「なった」ひとがいる。 陰謀論のような記述は賛同できない、理想を現実にさせるときのハードルを知らないのかと思いますが、オバ…

差別と日本人

2009年の本。辛 淑玉と野中広務の対談で、基本的には辛さんが野中さんの半生を聞くという構造です。そして辛さんの解説が間に入るので、分量的には辛さんのスタンス7割、野中さんの応答3割という感じです。 解説が入る分、辛さんの烈しさが痛いほどだという…

クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン

鴻上尚史さんがご自身ご出演のNHKクール・ジャパン!を活字にしたといっていい講談社現代文庫。番組もいいけど文字で読むのもまた楽し。子育て中の身としては、異性の子と一緒にお風呂に入るのは欧米のみならずアジアでも日本以外ではなしだ!という話がいち…