細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

フィレンツェ歴史散歩

中嶋 浩郎、中嶋 しのぶ。旦那さんがフィレンツェで日本語を教えておられるご夫妻のようです。フィレンツェの通りのあちらこちらにある碑文とその向こうにある歴史のお話。読み通すのには少々かかりましたけれども、こういう本は好きです。持って街を歩くと…

風神秘抄

荻原規子。勾玉は出てきませんが、3部作と世界を同じくする物語、舞台は平安末期、源氏と平家、院政の時代でございます。堪能させていただきました。幸せ〜。 旅、移り変わりの物語の面白さはいつものことながら、今回笑える楽しさも多かった♪もちろん物語を…

女はなぜ土俵にあがれないのか

内館牧子。いわずと知れた横綱審議委員、しかも最も存在感ある委員(←私だけの感覚ではないと思う)。でもって、土俵は女人禁制であるべきだ、とのご意見の持ち主。でもってこの問題を研究するため2003年から東北大学大学院で3年間研究し、修論をまとめ、そ…

はるかニライ・カナイ

灰谷健次郎、1997.訃報に接してからはじめて読む灰谷さんなので、個人的には追悼の読書。お話はいつもの灰谷さんらしい沖縄の語り、戦争を語ることについての抑制の加減に年輪を見る。(太陽の子にだってその抑制はあったのだけど。) 丸山先生が漁で溺れか…

王国

その1 アンドロメダハイツ/その2 痛み、失われたものの影、そして魔法/その3 ひみつの花園 去年からの持ち越しの品。よしもとばなな、が改名した(ひらがなに)のをつい最近知ったのですが、これも最近、2002年〜2005年。私は高校生のときキッチンもT…

マリア様がみてる クリスクロス

あ、連載の少女マンガ的なヒキだ(笑)。この本のラストは大きく「続く」。基本的には1冊で1話になってて欲しいのですけれど、たまにはこんなのも楽しいですね。瞳子ちゃんが語ってくれるのは次巻でしょうが、瞳子ちゃん可愛いなあ。→ Amazon.co.jp

図書館づくり奮戦記

あれ、アマゾンで本が出てこない。実家に転がっていた一冊なのですが、自費出版だったかな?タイトル控え間違えたかな?<追記参照>ともあれ、富士市立中央図書館づくり(=移転ほとんど新設)の中心となった事務局員さんの記録。サービス残業バンザイなと…

ローマ世界の終焉

ローマ人の物語最終巻。15年間本当にお疲れ様でした&ありがとうございました。楽しかった!毎年待っていたなんて、15年も待っていたなんて、ハンニバル戦記とかローマは一日にしてならずを読んでいたのが○△のころだったなんてもう、びっくりです。バスの中…