細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

風神秘抄

荻原規子。勾玉は出てきませんが、3部作と世界を同じくする物語、舞台は平安末期、源氏と平家、院政の時代でございます。堪能させていただきました。幸せ〜。
旅、移り変わりの物語の面白さはいつものことながら、今回笑える楽しさも多かった♪もちろん物語を損なってはいませんよ。男の子と女の子というものが、楽しいのです。お友達に勧めたのでそれを機に借りてきたのですが(←読んでもないのに勧めたやつ)彼女に感謝します♪
さて美濃の国に生まれ育った私ですが、美濃国青墓の地も、木曽の万寿についても、ほとんど知らないのは寂しいかぎりです、が、知らなくてこういうところで出会うのも、また嬉しいです♪青墓っていうのはこのあたりだって。勾玉3部作(空色勾玉+白鳥異伝+薄紅天女)を読んでる必要は全然ないのですけど、白鳥異伝の裏返しのようなところも。白鳥異伝は三野の姫のお話ですし、同郷のみなさん、ぜひどうぞ♪
→ Amazon.co.jp
あ、考証は真っ当だと思いますが歴史小説ではなくてファンタジーです、念のため。