細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

バビロンに行きて歌え

池澤夏樹。実は途中でいちど挫折しかけました。あれ、短編集だったの??なんて。短編集ですが、繋がっています。確かに、「バビロンに行きて歌え」。冒頭の不安と進む繊細さもいいのですが、だんだんすうっと風が吹きます。進んでみればあっという間、最初…

翔太と猫のインサイトの夏休み

永井均。だいぶ前から読みたかった一冊、ランドリ彩雲国と抱き合わせでアマゾンで購入(笑)。おもしろかった!けど、読んだだけです、哲学はしてない。でもおもしろかった。ほとんどお話仕立てにはなっておりませんが、でも、その少しの仕掛けは哲学、をす…

大正時代の身の上相談

カタログハウス編。大正時代の読売新聞の人生相談ピックアップ、現代のコメントもあり。お借りして行きのフェリーの中で一気に読了、とても面白かったです。まずは恐るべしはその処女信仰、妻が処女でなかったという相談の、何と本人の深刻なことか。もうひ…

夏の王

飛ばしていましたケルトファンタジー、第4弾。これはうん、歌の石の次に好きかも♪妖精王の月の方はもう忘れちゃったよ〜(苦笑)わたくし実は、恋物語が好きなのかもしれません。 ロマンスといってももちろんこのシリーズ、全然べた甘じゃなくって。斥けあう…

屍鬼 上・下

小野不由美でなければ、読んでなかったと断言できますだってホラーなんて!(苦笑)。いや、でも、しかし、楽しませていただきました。ちなみに、いつかは、いつかはと思っていましたがこの時期に読んだのはもちろん?フジリューのせいです(笑)。藤崎竜の…

おくのほそ道

付 現代語訳/曾良随行日記。潁原 退蔵、尾形 仂の訳注。Amazonで出てくるのは新版だけど、読了品は昭和42年版・・・まあ、平成11年第52版ですが、いずれにせよ旧版になるでしょう。内容構成は新版でも一緒かな?おくのほそ道、本文評釈(現代語訳)、発句評…

彩雲国物語 隣の百合は白

彩雲国最新刊、今回は幸いにしてAmazonで早々に購入できました♪外伝3冊目の今回は黎深様スペシャルでした。 お若い鳳珠さんが可愛いの♪相変わらずな、じゃない?何気にあちこち素直かもしれない?黎深様ももちろん楽しいです♪百合姫、こんな方だったのだと…