細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

韓国の食

黄 慧性、石毛 直道。対談というか聞き書きで目の前に広がる韓国の食。おいしそうでそしてそれよりおもしろそう、好奇心がそそられる奥深さです。食卓は報告書、らしいですよ!それも分かるなあ。15年前の本ですが、今でも全然問題なしにおいしそう、そりゃ…

前はマのつく鉄格子!

飲み会のあと本屋さんに寄ったらば、あれっと新刊出てるじゃないかと金曜の夜。ほんとは読切のLandreaallのためにWARDを買いにいったのだけど、置いてなかったんだよね。でも立ち寄った甲斐があってよかったよう♪ ということで新シリーズ開始の最新刊、眞王…

トラのテレサ

おや、紀子さまこんなところに。ビッキー・イーガン文、ダニエラ・デ・ルカ絵、秋篠宮紀子訳の絵本です。ユニセフなんかでありそうな、世界の動物シリーズみたい。擬人化が可愛くも、図鑑みたいなところもあり。穏やかに可愛く、微笑ましく、前向き、ですよ…

マリア様がみてる ハロー グッバイ

ついに来ました卒業式。カタルシスはこの前でしたからね、今回は、ちゃんと卒業式でありつつも、大集合でありつつも、うん、前向き。それでも表紙にしみっじみさせられる、ここまで長い旅でした。あと一年あることが(あるよね?)うれしいです。 → Amazon.c…

犬死―歴史から消えた8人の生贄

菊池良生。何だこのタイトルは、現代舞台の軽い小説か、と思ったらドイツ中世史でした。軽くない・・・いやそうでもないか、痛々しくも読み物としては非常に読みやすい、ある意味軽く楽しめる(!)、でもやっぱり空しい死。冒頭の踊らされた羊飼いは、とり…

誰が本を殺すのか 上・下

佐野眞一。以前からその存在は気になっていたけれど、探すまではしていなかった1冊(いや文庫版なので2冊なんだけど)です。ふっと図書館で(笑)、返却棚でこんにちは。 図書館で、に「(笑)」がつくのは、私がこれを図書館問題の文脈で知ったから(苦笑)…

ローマ亡き後の地中海世界 上

有り難いことに今年も読めます塩野七生。実家で引き取ってくれるって分かってると、置き場所の心配せずに買えてよい♪とりあえず、上巻の主役は海賊さん。ひと、じゃないのが「ローマ人の物語」よりもちょっと夢中になりがたいのは致し方ないところ。「イスラ…