細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

透明な旅路と

あさのあつこ。先日読んだ「地に埋もれて」とセット、こちらの方が一年前の発行です。私の好みは女と少年の艶の混じった地に埋もれての方なのですが、これもタイトルのように捉えどころのないざわめいた感覚、知らない読書の楽しみで良いです。 → Amazon.co.…

鈴木保代の私が教える社労士社会保険編・テキスト〈2007年版〉

ニッケンbbスクールのテキスト。web講座もあるようだけど、とりあえず一冊基本書として購入して自習。完全に信用してはいなかったりするけど、ともあれ最後までお世話になりました。労働法の方はここはどうかな、って記述があるけど、社会保険のほうは・・・そ…

平成19年版 労働経済の分析

いわゆる「労働経済白書」です。通読するのは初めてですが(^^ゞ、試験勉強になるかなと思い全部打ち出して通読・・いえ、付注以下は読んでいませんけど。正確には付注までは読んだんだけど、付注の統計分析は皆目理解不能・・・・・・・・。ついでにいえば試…

紛争と難民 緒方貞子の回想

もちろんのこと緒方貞子。片道1時間半の電車の中でと献血待ちでとまとまった数度の時間に分割読みで。読み終えてみれば買ってからはしばらく時間が経過しましたね。読んでいる最中は、淡々と描写されつつも息もつかせぬ感じがあります。緊迫というのではない…

アマーリア姫とこうもり城 王立ユウレイ学校のなかまたち(1)

アレクサンドラ フィッシャー=フーノルト。正真正銘の子どもの本(なんだそれは)、図書館で自習に飽きてふらりと手に取る。・・・久しぶりに行って思い出したけど、うちの実家の市立図書館、児童書が書名順に並んでいるのです、ありえないよ!この本のよう…

くらのかみ

小野不由美。ずっと前から読みたかった品ですが、図書館で見かけて嬉々として借り出し。ミステリーランド、たぶんバチスタよりはミステリーな気がします。って推理しない私にはそれを断言する権利はたぶんないんですけどね。 いちおう感想は続きに下げます。…

卒業

重松清。職場帰りに図書館によったらついつい・・・泣かせるの上手いですよね、重松さん。死をめぐる短編集ですが、仰げば尊しが断然好きです。追伸は辛かった、分かるんですけどね、その行き違い。まゆみのマーチはちょっといい話過ぎたかな。卒業は秀逸で…

喪の女王 5

7が出ているのに気づいてつい5を立ち読みしてしまったのでした、そういえばしばらく読んでいなかったなあ。あんまり夏向きじゃありませんが。いや涼めるからいいのか。想像力を駆使しなくては、の冬のユリ・スカナ。 なかなか見かけないカリエの頭脳戦も悪…

風光る

明るく微笑ましい新撰組恋話、ではなくて。落合恵子さんの短編小説。読むのはすんなり読めました。恋にかすりつつも恋じゃない、恋もするのはするけどまずはひとりで生きる女の話。 読むのはすんなり読めるんですけど、自分の中には反応して盛り上がるところ…

チーム・バチスタの栄光

海堂尊。第4回(2005年)このミス大賞。やはりですね、おもしろかったです。ネガ・ポジって最初なんだろこの目次、と思っていましたが、ううむ確かに。白鳥さんはやなやつですが(笑)、解決しちゃうんだからまあ脱帽。田口先生の人徳(笑)で読みやすく読…