細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

喪の女王 5

7が出ているのに気づいてつい5を立ち読みしてしまったのでした、そういえばしばらく読んでいなかったなあ。あんまり夏向きじゃありませんが。いや涼めるからいいのか。想像力を駆使しなくては、の冬のユリ・スカナ。
なかなか見かけないカリエの頭脳戦も悪くないけどエディアルド、うわそんなにさっくりと!いやすごいです、出番少ないけどやっぱり私はサルベーンよりエドが好きです(^^ゞ。ドーンにはわずかに慰めを、ミュカには負けん気の前向きさを、グラーシカにはときに故郷に埋もれてしまいかねない誇りを、ラハジル・ビアンにも艶やかで激しい誇りを。どれもこれものハッピーエンドなんてもうありえない、けれどそれぞれのそれらしさ、自ら求めるものに近い何かが少しだけれども確かにそれぞれ与えられていたこの巻。最終章、8巻までで終わるかどうかと思いますけどやっぱり最後まで読みたい品です。
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