細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

卒業

重松清。職場帰りに図書館によったらついつい・・・泣かせるの上手いですよね、重松さん。死をめぐる短編集ですが、仰げば尊しが断然好きです。追伸は辛かった、分かるんですけどね、その行き違い。まゆみのマーチはちょっといい話過ぎたかな。卒業は秀逸です、母親の不在ぶりの指摘がどきっとして、そして主人公を動かす何かとそれから語りでどこかを埋める義父、どれも。個人的には、仰げば>卒業>>まゆみ>追伸、ですね。たぶん読む人それぞれご意見があろうから、あえて順位を書いてみる。
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