細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

夜の神話

たつみや章さんの2作目、1〜3作目はどれも(いやその後もだけどそれ以上に)環境破壊がテーマです。 ツクヨミさまの気位とほんとに垣間見の人恋しさが話の魅力を最後まで保つかな。 しかし職業上、労災を美化されるのは、それ以上に内々処理されるのは困…

塩の街

有川浩さんのはじめの作品。ちょっとやり過ぎかしらと思うトリックスターが初々しい。 それはさておき恋愛模様は、強くてほんとに初々しいのが嬉しく楽しく。自衛隊もゴジラも図書館も、有川さんのお好みであるの間違いないけど極限をつくる舞台なんだと今更…

マジョモリ

梨木香歩さんの絵本、図書館で出会えて幸せにその場で読了。子どもとおとなとその方の、絶妙な距離感と生クリームの落ち着いた甘さ、爽やかな甘露にふうっと一息。

名ばかり管理職

いつか読まなきゃを図書館で(買えよ!^_^;)。いかに労働の本とはいえここまで監督署が出演(?)するのもめずらしい。

水底の歌 柿本人麿考 上・下

梅原猛。にわか石見人であった身としては、薄々分かっちゃいたけどやっぱりにわか石見人であった間に読んでおけばよかったと思うことしきりです。 柿本人麿はどう生きてどう死んだのか、というよりどう生かされてどう死んだのか、私はすっかり説得されており…