細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

丕緒の鳥

丕緒の鳥、落照の獄、青条の蘭、 風信 。 表題作だけ一読しているのでやはり残りの3つでいちばん私が揺れたのは青条の蘭、ひとと語りたくなるのは落照の獄。 ネタばれが怖いので、続きは下に。 抱えこんで抱えこんで懸命になって、そしてどうにもならないと…

風の王国 天の玉座/女王の谷/竜の棲む淵

文成公主の吐蕃降嫁、のライトノベル、毎回波乱万丈で4作目まで(先は長いw)。波乱万丈に振り回されるのも楽しいし、誰もかれもがさっぱりさわやかなのもいい、安定のラノベですw

学力と階層

苅谷剛彦。階層が学力を規定する、学力を、というか学力を得るための努力の仕方、勉強の楽しみ方、それは家庭の在り方に大きく影響されて、そして結果に影響する。機会の平等とは、いうほど簡単なことじゃない、そういう話。 それだけだったら薄々わかってる…

水辺にて

梨木香歩のエッセイ、カヤックからはじまる、梨木さんって思った以上に行動的。梨木さんらしく淡々と抑制された筆致なので、なのか最近私が本を読んでいなかったからか、はじめしばらくは実はゆっくりしか進まなかったんだけれど、水の上、雨、風が吹き・・…