細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

世界文学を読みほどく

池澤夏樹。いつかは読もうと思っていたのだけど、先日読売新聞の読書欄で紹介されていたのでこの機に。うちの図書館になくって、リクエストしたら(買ってくれるかと思ったのだけど)県立図書館から借りてきてくれました。相互貸借の存在をすっかり忘れていたので一瞬びっくり(笑)。
さて結局、すべて未読のまま突入です(<自慢になりません)。パルムの僧院アンナ・カレーニナカラマーゾフの兄弟/白鯨/ユリシーズ魔の山/アブサロム、アブサロム/ハックルベリ・フィンの冒険百年の孤独/競売ナンバー49の叫び。あ、あと番外、静かな大地(これも未読)。タイトルすら知らなかったものもあり。百年の孤独って、お酒じゃなかったんだね(^^ゞ。
京都大学での夏の集中講義で、文学と世界観のお話。他の人が書いたものを題材にする、だから普遍のようである、あくまでも池澤さんの世界観、ディレクトリとデータベースのお話。だから未読でも面白く・・・未読である以上多少のネタばれは仕方がない。それはこちらのせいなのだし。3%マイナス以上のプラスは、たぶん大丈夫。
好きなもの語りは、やっぱり聞いても嬉しいのですよ。大教室での講義を想像して読んでいたのだけれど、写真を見ると案外狭い。寝れないね^_^;。百年の孤独あたりから、いってみたいと思います。
→ Amazon.co.jp