いわずと知れた、ベストセラーです。図書館で見かけて、これは見送るとたぶん次はない（自分の気分的に）と思ったので借りて。返却日を前にして、これまたいったん返却するとたぶん次はない（やはり自分の問題で）と思ったので読了。土曜の午後、一気に読める本ではありました。面白かったです。
私には普通に面白かったですが、これがアメリカの作家の作で欧米で、即ちキリスト教圏でベストセラーであると思えば、へぇ、と感じる。いまのキリスト教は、これくらいの批判というか茶々というか教理への疑問を、許す（というより楽しむ）んだなあって。もちろん、物議を醸したことも確かではありますが、ベストセラーであるということはたくさんの人が楽しんだということなのであって。
特にはじめの方の、ひとつの表現に二重三重の意味を持たせる暗号の取り扱いが、魅力的でした。後もひとつ多少不謹慎な？感想を申し上げれば、読んでる最中藤本ひとみ＜ユメミと銀の薔薇騎士団シリーズ＞が思い出されて思い出されてならなかったです。三つ子の魂百まで（笑）。
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