細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

2008-01-01から1年間の記事一覧

韓国併合

海野福寿、1995年。朝鮮開国から日韓併合・・・韓国併合まで。私が学校で習ったのは、はてどっちの単語だったかな?韓国併合へ至るまでのプロセスが丹念に描かれています。日本だけではなく清がいかに韓国へ手を出そうとしたのかも、ときに脅し、そしてその…

約束された場所で

村上春樹、underground2。アンダーグラウンドがそうであったように、インタビュー集です。こちらは、オウム真理教に身を置いていた人、また、身を置いている人。ああ、わかるかも、と私も思う、そんな人たち。オウムにいいところ、人をひきつけるところがあ…

ハリー・ポッターと炎のゴブレット 上・下

J.K.ローリング。さてわたくし、ハリポタ嫌いだ嫌いだと過去に書いたことがあるかもしれませんが、まあいまでも好きか嫌いかと聞かれたら直ちに好きとは答えられませんが、しかし、この第4巻、直前の第3巻でかなり評価を上げました。いくつか留保をつけた…

告白 上

アウグスティヌスでございます。高校時代に習ったか、どうか(「告白」じゃなくて「神の国」かな、世界史で覚えたのは)。何でこんなの読む気になったかというと、まあもともと哲学も神学も好きですが、ヨースタイン=ゴルデルのフローリアの「告白」という…

石見銀山 銀の道

森岡勲さん。これは自費出版本なのかな?ともかく図書館で借りまして、というのもですね、石見銀山からの銀の輸送ルート、海路主体なんだか陸路主体なんだかわかってなくて???だったのでした(海路とは日本海経由であり、陸路とは中国山地を越えて瀬戸内…

ちいさなおはなし

新井素子、2007年。星新一せんせいに捧げるショート・ショート、で良いのですよね?いままでショート・ショートかけなかったと仰っていたけれど、確かに初めてかも、こういうの。でも長くても短くても、語りはとことん新井素子なんですよ(当たり前か(*^_^*…

正信偈 意訳付

ええと、我が家は浄土真宗東本願寺派でございまして。生まれてこの方一体何度正信偈を唱えたかもう覚えちゃおりません(田舎の家なので、時折機会はある。けれど毎日なんてことは決してありませぬ)。でもってもちろん、唱えたからって意味がわかるわけじゃ…

中・高校生のための朝鮮・韓国の歴史

岡百合子。中学高校の社会科の先生だったそうで、それでタイトルがこんなことに。(たぶん)簡潔な通史でありますが、こちらに基礎知識がないので読み応えがっちり。好きなつもりなんだけど、朝鮮史。人間になった熊のお話と、春秋王ユシン将軍(いったん投…

マリア様がみてる キラキラまわる

紺野緒雪。えっとマリみて何冊目?? とにもかくにもなんともまったりでございました。うん、まったりはいいよ♪・・・・・といいますか、この先まったり以外の何かがあるのか?!ということで、まったりは大好きですが期待を裏切られることを期待してます。 →…

シュタイナー入門

小杉英了、ちくま現代新書。なかなかにとっつきやすい本でした。シュタイナーの人生を追い、その途中で”オカルト”について丁寧にページが割いてあります。まあ確かにですね、シュタイナー教育からシュタイナーへ進もうとすると、”オカルト”に手ひどく引っか…

螺鈿迷宮

海堂尊。これは2作目でよかったんだっけ?ともかく私としては黄青赤と読み終えてからの螺鈿色(しょうがないんだけどこの装丁ちょっと気持ち悪いよね^_^;)。あちこちでけなされてたので身構えて読んだんだけど、確かにバチスタやジェネラルほどじゃないけ…

論語紀行

坂田 新先生。NHKライブラリー12回シリーズの書籍化。最後に曲阜案内あり♪わたくし論語に目がないのです。大好きv孔子よりも(たぶんご多分にもれず)子路さんが好きで、あと子貢さんvちょっと判官びいき入ってるけど宰予さんも。 で、楽しく読めました。…

女性天皇

滝浪 貞子。京都女子大の古代史の教授でおいでですね。最近神社にいくと大体貼ってあるあのポスター(&パンフレット)、「女性天皇と女系天皇の違いを知っていますか」そのくせ何の説明もしていないあのパンフレット!皇統図だけでどうしろと!・・・いやま…