細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

正信偈 意訳付

ええと、我が家は浄土真宗東本願寺派でございまして。生まれてこの方一体何度正信偈を唱えたかもう覚えちゃおりません(田舎の家なので、時折機会はある。けれど毎日なんてことは決してありませぬ)。でもってもちろん、唱えたからって意味がわかるわけじゃないのです。ということで、「意訳付」。昔も似たような別の本を読んだ気がしないでもないんだけど、内容にはちっとも覚えがなかったので初めてなんですね、たぶん。
で、感想は「うわこんなに思想史だったんだ、これ」が正直なところ。高僧の誰はこういった、誰はこういった、というつくりになっております。知らなかった。で、果たしてその中身はというと、「信じる者は救われる」で合ってるのかな?それって別の宗教だった気がしないでもないんだけど^_^;、でもそう書いてあるよね。その直後に読みかけてた「蓮如」とちょっとごっちゃになってる気もしますが、まあともかく、習慣的にであっても唱えることに抵抗があるような内容ではなくってよかった。
心から唱えておいでの方、気分を害されたらごめんなさい。これでも私は家の属する宗派の経としてこれを大事に思っています。それは信じるとはすこし違うものではありますが。