細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

シュタイナー入門

小杉英了、ちくま現代新書。なかなかにとっつきやすい本でした。シュタイナーの人生を追い、その途中で”オカルト”について丁寧にページが割いてあります。まあ確かにですね、シュタイナー教育からシュタイナーへ進もうとすると、”オカルト”に手ひどく引っかかるのですよ、ここにも体験者一人。・・・まあオカルトにまで行き着いたか行き着いてないかのところですでについていけてなかったんだけどさ・・・だってよく解んないんだもん言ってること・・・高橋訳難しいよ、ってかたぶん元が難しいんだろうけどさ。
とにもかくにも、この門(本)を通り過ぎたらそれぞれでシュタイナーに当たられるよう、とはっきりきっぱり書いてあるこの本の姿勢は気持ちいいです。もう一度高橋訳、トライしてみることにしよう。でもどれからがいいかな・・・(笑)。
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この本はこの本自身が言うようにあくまで門、橋渡しでありますので、この本だけではシュタイナー教育はもとよりシュタイナーの思想に対して固まったイメージを持つことは難しいと思います。こんな背景を持つ思想なんだ、こんな人が考えた思想なんだ、のそのバックグラウンドを示す本。