細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

日本の雇用終了

やっと読了しました、濱口桂一郎のJILPT
報告書。全部読むとやっぱり長いね・・・。私たちが日常的に知っていることも、例えばこんな形にならなければ、担当者の感情以上には政策立案の基礎にならない。感情はただのビッグデータからなるもので、ほとんど分析されていなければ、その余力もない・・・いや多分、役人ができることと(いかに元役人ではあっても)学者がやることは違うというべきか。とにもかくにもここに提示された事実のひとつのありようは、この膨大な量をそのまま(といっても研究対象は役人が取り扱った全数ではなく、その絞り込み自体がまた学者を必要とするところだ)示すそのやり方も含めて、どこにも他に例のない貴重な資料。