細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

生きながら火に焼かれて

婚前交渉を持ち、妊娠したために、親族から焼き殺されかけた女性の自伝。もうそれ以上に言えることない。
それが「読めて」しまう現実感のなさ、だけどどこか、いやそこにある現実。
その後も語られているのが救いでもあり、でもその後がなかった少女たちもそこにいる。
それでも、本、メディアがあることは、ないことより有り難い。