細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

日本の「労働」はなぜ違法がまかり通るのか?

今野晴貴。実は権利とは、民主主義とは、という話。中間団体というものの価値。
権利は主張しないと現実にならない。それはほんとうで、そしてみんな何を行使するか選んでいる。役所は、NGOは、道具にはなるけどただそれだけ。ところで監督官って、そんなに変わった人が多いですかね?(まあふつうの公務員よりは多いか?)もとい、何を行使するか、どんな道具を使うかは、私が決めるものであって。どのくらい行使しないかも。常に100%を言い続けるだけでは乖離が虚しい。したいかどうかもよくわからない。でもしないとできないを峻別するのはむつかしい。できない状態は嬉しくない。まあそのための、武器としての知識なんだけど。
1票にはほとんど価値はない。そこに中間団体がある。それはほんとうだと、そう思うのだけど学校は民主主義はそういうものだとは教えていない。学校を出てから知ることなんていくらでもあるけど、でもこれってそういうものじゃなくてむしろ教科書的な理念の問題なのに。中間団体にも限界はいっぱいある、政党にもある、ばらばらの個人にももちろん。
現実的な意思決定は、だから中間団体たる利害関係者の交渉と妥協の賜物だ。中間団体を作り上げるその活動には頭が下がるばかりだ。