細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

図書館危機

前巻最後のやきもきは、上手く流しました第3巻。笑わせてくれますしやっぱり好きです正論さん。さて2巻にはほとんど戦闘がなかったのに比して、3巻はがうんと血の色が多い。1巻は攻防戦がある割に血みどろではなかったのですが。・・・血みどろなのに心に残るのはそういうところじゃなくて「公正な評価」にかかるところだとか、それはそれでいいんですが(そうしかならないだろう)ちょっと軽みが辛いところかな。1巻での大人の喧嘩のやり方が、ここでの郁ちゃんに利いてきてる感じはいい。
で、3巻は私にとっては手塚くんの巻、やっぱり図書館業務話が好きだし。薄っぺらいな、と凹みながらけれど結局は苦手にもまっすぐ向かうしかないと知っている彼が、1巻の郁ちゃんへの批判とあいまって魅力的でした。これも恋のなせる業、かどうかはおいておいてね。・・・・ちゃんと勉強して仕事しよ。
誤植ひとつ(押収と応酬)と誤解ひとつ(上告?和解は?判決は?)は、どこかの版でひっそり直してもらえないかなあ。
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