細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

あのひとに花を

永田萌の人をめぐる絵とエッセイ。
実在の人、お話の人、名もない人に名のある人、とりどり。
いわさきちひろから始まったのはふむふむ、だったのですが、住井すゑ
敬称略に「!」なんてまったく畏れ多いですがいやおどろきました。
秋桜さんに対する愛情のこもった冷静さが心に残ります。
絵はばら(マリー・ローランサン)かな、お茶の花(住井すゑ)か、桔梗(吉永小百合)か。
しっかりとひとではなく見えたあの男の子、なんだったか。
河合雅雄さんに寄せられた男の子(上は少年でこちらは子ども)のいたずらな眼。