細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

官僚の責任

古賀茂明。実家に転がっていたのでどんなものかな、と。いやすごかった(笑)。
(笑)、でいいのかどうかわからないけど、自分だけが正しいと思えるってすごいな、というのが正直な感想です。自分と異なる意見の持ち主は、天下り先のことしか考えていないと本気で考えているんだろうか。いや戦略的にそう書いているだけだろうか。それは官僚機構に収まりきらないだろうなぁ。
異なる意見にも、しかもそれが前例(今まで維持されてきたもの)であればなおさら、その中の一面の理を認めてけれど、というところから相手を説得できるのでなければ、結局組織を追い出されて組織の力を使うことができないと、そう思った本でした。