細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

日本で不妊治療を受けるということ

いまから10年くらい前の体験記。あまり状況は変わらないと思う一方で、隔世の感をあるとも思う。治療の中身、方針や、直接の医師からの説明の内容はあまり変わらない。それなりにメインで不妊治療の看板を掲げているところなら、初診教室や高度治療(体外受精)教室を行っている、のはここ10年で増えたのかな。そもそも患者が増えてるだろうしな・・・。
でも何よりも、インターネットでの情報が増えた。玉石混交でも、玉もある。
社会として取り組むということについての著者の主張もわからなくはないけれど、いまは助成もあるし(当時はまだだったのかな?まあ、それで足りるというものではないですが、助成ってそういうものか)、筆者の主張もその肝は情報提供だと思われるわけで(違うのかなあ。それ以外の具体的なイメージが私の側にないんだよね)、この時代にこの世代を対象にしてのこの医療体制である以上、医師と対するためも含めてインターネットにあふれる情報をうまく読むことが何より自分のためだろうと。