細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

14歳からわかる生活保護

学校で教わらないことなんていくらもあるけど、これもそれ。生活保護という制度があると授業で聞いても、それをどう使うかなんて、教えてはくれない。

これは権利であり、武器であり、一時的に使い得るステップであり、モラルハザードが起こってはまずいものでもあり、使うのに結構なハードルがあるものでもあり。
もちろん本のスタンスは、使えることを知らせること、誤解を解く・・・制度の趣旨を正しく了解してもらう・・・また何が正しいかで物議を醸すんだろうけど、私は著者の「正しさ」を正しいと思う、しかしそう思わない人との溝ってどれほど。

使うことは恥ずかしいことではない、でもこう書くことで物議をかもす現実はある、それでも使うことはやむをえないことでそういうときには使うべきで。
せめて止むを得ないときは使うべきだというそのことに、世の中のなるべく広い合意を。