細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

阪急電車

有川浩の短編集?阪急電車が行って帰る、お話も行って帰る、それぞれ独立しているけれど、少しづつちゃんと全部繋がっている。
同じ空間にいるんだからさ、繋がっていて当たり前なのかもしれないけど。町ってそういう空間かな。都会になるとそうも言えない、でもそこで同じ空間を切り取る電車の車両。
彼と別れる女の子のプライドが、あーそうかこれがプライドなんだって、べた甘路線を維持しつつ、それだけでない(それはきっと短編だから!)お話の束を満喫。