細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

おしまいの日

新井素子、1992年。何書いてもネタばれですよ、ううむ。
後書きの素子さんと旦那さんの会話が素敵なのです♪ふふふ。
それでは、あとは下へどうぞ。

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1992年といえば、平成4年か。出張行きの電車の中で新井素子ってどうなん?(こないだのハリポタよりはましだけど)と思ったりしたんですけど^_^;、や、あぁ、私が出張にいくのに読むのにはふさわしい本だったんだ(-_-;)。過労死の認定基準緩和が平成7年だと思うと、うぅ。これは主義主張のお話じゃなくて、でもこういうお話が出るそういう時代だってことで、ううぅ。
もとい。これは愛情と感情のお話でして。不幸だと認識できないことの不幸、が最初に提示される。で、どんどんどんどん進んでいって・・・・・。痛々しいんですけどね。けど、最後に、誰がおかしいのかを揺らがせること、そしてお話自体が絶望で終わらないこと、よいのです。