細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

神の子どもたちはみな踊る

村上春樹。GW読書その3。読んでる最中から無視し得ない「地震」という舞台装置。私にとって村上春樹はまだねじまき鳥よりアンダーグラウンドかもしれない、あの年は彼にとってどんな年だったのだろう。私にとっては自分の環境の変化に浮かれた1年だったかなぁ(-_-;)。そして最後まで読んでそれがテーマの短編集だったと知る。連作「地震のあとで」。
6篇のそれぞれ、6人じゃなくてもっと多くの誰かを、6つの世界を?いや、この一つの世界の多くの誰か、被災していなくてもの誰かを揺さぶった地震。静かな不思議なふくよかな日常と微妙に日常以外のものを・・・短編の非日常は地震のせいじゃない、よね??・・・揺さぶった地震
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