細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

白鯨

メルヴィル。19世紀アメリカ文学、丸3か月かかってようやく読了です。白鯨モービィ・ディックを追う隻脚の船長エイハブと捕鯨とを語る物語。世界文学を読みほどくを制覇しようの旅その1。・・・このペースでは制覇するのに2年以上かかりますがね(^^ゞ。いや絶対もっとかかるね。
「データベース」という池澤氏の導きは、正鵠を得ているものか判断が付き兼ねたのだけれど、しかしその導きがなければ読了できなかったと思われます。つまり私は物語の流れを楽しんだのではありますが、それに至るまでにはデータベースを乗り越えなくちゃいけなくて、データベースをデータベースとして楽しむものだと言われてなければ物語の流れを探してデータベースを(=この本を)投げ出したと。そのつもりでいればデータベースは楽しめました、とても。書評はその本のいちばんでなくてその本の他と違った特質を語るものですかね。それなら導きは正しいんだなぁ。
物語の流れは、予想した結びと違いました。うわあ。
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