細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

嵐が丘

・・・カテゴリを悩む。なぜならこれは「少年少女」向けのリライト版なので。抄訳、と呼んでいいのかどうかもよく分からない。リライトしたら児童文学になるってものでもないし・・・でも抄訳でも面白い本はたくさんあるし、そしてそれは子供のころに読んだし・・・うーん。
あのですね、嵐が丘を読んでみたいと思ったのですよ。で、一応出版社と訳者を調べて、図書館で書名での検索(紙カードです(^^ゞ)したけど見当たらなかったのでメモした訳のリクエストを出して、でも「あればこの人の訳がいいけど別にこの人の訳にはこだわりません」って言って帰宅。2日後くらいに留守電が入ってて、「リクエストいただいた本がありましたので」云々。「ありましたので」ってところであれ、と思いつつ、行ってみたら出てきたのがこれだったのです、いや訳にはこだわらないと言ったけど、そりゃ完訳前提での話だったんだけど・・・・・それは自明じゃあないか・・・orz。大体、リライトって書誌情報ではそう明示されてないんですよね、分量と前書きor後書きから読み取るしかない。「ジュニア版」は明示じゃないと思います(^^ゞ。見た瞬間苦笑しながらもぱらぱらめくってリライトを承知で借りて帰る一方、もう一度同じ本をリクエスト。図書館員のお姉さん(司書ではなかろう)と話し合い、今度はこの人の訳限定にして。
さすがにすぐに読めたし、入り組んだ人物関係も頭に入ったし、筋はそのままだから(当たり前か)流れは面白かったし、あとは完訳と読み比べ(?)るだけ(笑)。代名詞もどきに括弧書きをつけることによって人物を明示するのはリライトでも止めてほしいって点だけが苦情。
と、ところで。これ返しに行ったとき、嵐が丘の蔵書があるのに気が付きました。違う人の訳だけど。借りて帰る。全集の一部だったから、違うタイトルでカードになっているのか、カードを見落としたのか、なんだか。謎です。
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