2007-03-12 異国の客 エッセイ・対談・自伝・評論 池澤夏樹。ほとんどはたぶんネットで読んでいたのだけれど、やっぱり本の手触りはいい。フランス語の素養って元からあったのだと思うのだけれど、・・・そうでもないのか? 異国に客としてあり、母国が手の平を返したような事態にうろたえる、ええ、この国内にいてさえあの自己責任論は恐ろしかったもの。生命の危険というリスクを自分で負ったひとをなぜ叩けるの。それを外に居て見る、その衝撃はわからないけれど切ない。 → Amazon.co.jp