これは古いですね。均等法第2世代になるのかな?平成7年、女子大生の就職難が言われていたころの出版です。研修所の図書館に転がっていたのでふと手に取り。マネジメントの本かと思ったら、相談事例の本でした。著者は東京都で労働相談をなさっている方。この時代、国はまだ労働相談をやっていません。東京都の伝統と実績はすごいです。
女性が働くこと、に対するそれぞれ(企業(男)といろいろな女)の認識の違いがすごい。いや、わかるんですけどね。おいおいと思いながらもこれくらい聞けないと、相談はやっていけないんだろうなぁ・・・・標題は、女性には温厚な男の上司が我慢できずについ女の部下を叩いてしまったという事案から。そして女性が退職することになったもの。「女性には温厚な」にお心当たりのある方は、この均等法的観点からちょっと考えていただいた方がよいのでしょうが、しかし男だろうと女だろうと部下を叱るのは難しいですよね。
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