細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

哲学と子ども

G.B.マシューズ、倉光修+梨木香歩訳。
、というかですよ。梨木香歩を何か読んでみたいと思って、でも小説は軒並みみんな貸し出し中で。で、ひっかかったのがこれとあとひとつエッセイだった、という。そして読んでみて後書きによれば、おどろくほどたくさんの人が翻訳にかかわっていた。おもしろいかかわり。
「あたしたちは本当にライブなの、それともビデオに撮られたものなの?」荘周の夢。そして運命論、何百万回目の砂の城
子どもは発達途上だけれど、すべてにおいて未成熟なものではない。仮にそう言うなら、成熟とは何かを問わなければいけない。ついと水を向けたとき、子どもが考える力を持っているころははっきりしていて、あとはこちらの聞く耳のこと。
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