細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

ふしぎをのせたアリエル号

ふしぎをすんなり飲み込ませる。単純なふしぎを単純に受け入れられる物語のよろこび。
その先の展開は、砂糖菓子のようにとはいかなくて、全編微妙に苦いのだけど。それを緩和するのはマザーグースと聖書と、そしてシェイクスピアらしいですよ。…素養が必要?むしろ原書で?
上を望めば切りがないけど、物語を読むのはやはり嬉しいのでした。