2009-10-05 武蔵野 小説/大人と未来のおとなに 国木田独歩、明治34年。もちろんかなとか旧字体とか読みやすくされてはいるけれど、初版と同じ構成は、レトロに盛りだくさんの地味さと楽しさ。 武蔵野の林と起伏、少し寂しくまた広く、きりりと冷え込む清しい空気。少し甘いのだいぶ寂しいの、穏やかなのと数あれど、表題作以外にもみんな通じる引き締まった空気が良いものです。