細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

武蔵野

国木田独歩明治34年。もちろんかなとか旧字体とか読みやすくされてはいるけれど、初版と同じ構成は、レトロに盛りだくさんの地味さと楽しさ。
武蔵野の林と起伏、少し寂しくまた広く、きりりと冷え込む清しい空気。少し甘いのだいぶ寂しいの、穏やかなのと数あれど、表題作以外にもみんな通じる引き締まった空気が良いものです。