細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

文明としての教育

山崎正和はいま中教審の会長さんなんですね〜。で、この本ですが、遵法教育はできるが道徳教育なんてできないっていうご主張はよくわかります。しかしそんなことより圧巻なのは、敗戦直後の満州のどこかの、そこで日常生活が、あまつさえ学校教育があったっていうその実体験。
教育の底力をみた、って感じです。希望であり日常であり、国民であるってことを確保する命綱みたいな。いま学校で行われていることは、そういう何かと同じ何かであるはずなのです。