細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい

白川静せんせいの名前は知っていても漢字の、・・・・・何をなさった方かは知らなかったりする浅学の身。これは共同通信社の記者(といいますか論説委員)が聞いてまとめたコラムの書籍化。読みやすいです。漢字についた絵も可愛い。っていうか古代文字、可愛いです(苦笑)。
口(右、のなかにあるこれとか)が口(体の器官のそれ)じゃなくて祭器(祝詞を入れる器、サイ)だと仰った、この感想にそう打ち込んでみるのは簡単だけどそのうしろにあるものを考えるとぞっとというかぞくぞくします。印象に残ったのは「久」。久はひとが行き倒れるかたち、古代中国人は死から永久ということをおもった。(ひつぎ、とか。)
ぞくぞくしますよね?(笑) 字統とか文字講話とか、いってみましょうか。(でも字書よりは読み物がいいかなあ(^^ゞ)
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