細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

クリスマスの幽霊

ロバート・ウェストール。「弟の戦争」のひとですね。そろそろクリスマス、って実はこの本読んだの先月なんですけど、タイトルを忘れて(作者も忘れて)再度図書館に行くまで見つけられなかったのでした。
さて、クリスマス。スクルージおじさんのところに・・・ではなくて、これは実は労働災害が題材です。私としてはそれだけで名作認定したいくらいですが、その題材のみならず、シンプルな構成、ちょっとの勇気、開け広げでない愛情と父についての子どもの誇り、そしてメリークリスマス。暖かいけれど甘くない、しっかりとした物語でした。
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