2010-04-27から1日間の記事一覧
曽野綾子。塩狩峠から逃げている私は、長編を読むのははじめてかも。ある少尉の数か月。慕う女。女のねっとりした低く濃い慕情と作中現われる書き手と語り手の客観が戦場の背景で作品を支えている。感情移入や共感とは違う形で、しかしこの少々とりつきにく…
クラッシュブレイズを性懲りもなく読んでみる。嬉しいのは船長さんと操縦士との関係か、女王のむちゃな振りなのか。結局何をするかより誰がするかが大事なのかしらん。ダン=マクスウェルが好きだなあと、相変わらず楽しませてはもらっています。
ケスリーの孫娘ケロウィンの物語、くるっと回って世界が繋がる読み物は楽しいよね。逃避行の圧迫感とか、10年越しのべた甘?ロマンスとか、ラノベ?っていい♪最初の三部作の心理戦が好きでもあるけど、純粋な楽しさ(その割には圧迫感が上手いというか魅力な…
諸橋轍次だいせんせい、古本屋で見掛けた講談社学術文庫。孔夫子と太上老君と釈尊をお呼びして話す、場所を決めたりおいでになるご様子なり、そういった導入部が楽しい。孔子さまは山がお好きで老子さまは水が好き。お釈迦様は、ええと? 後の方になると鼎談…