細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

貧困専業主婦

周 燕飛。研究活動は日本でなさっているので、後書きの実体験が身につまされました。バリキャリ、と言うかどうかはともかく、仕事を辞めたい気なんてさらさらなくてもちょっとした不運で専業主婦にならざるを得ない状況って十分あり得る。まして、専業主婦モデル(扶養内パートを含む)が普通のもの、場合によっては望ましいものとされていては。

どうしても自分の状況からしかコメント難しくて、専業主婦の就労促進系の感想しかわかないのだけど、社会に影響されて経済的には不利な理想を内面化しているその是非を問うても話は進まなくて、ひたすらに保育園を増やす、社会保険の壁を下げる、そして年金3号の見直しを地道に進めるしかないんだろうな。厚生労働省はそれやりたいだろうけど、自民党はどうなんだろう。