細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

ルポ労働と戦争ーこの国のいまと未来

島本慈子、ルポ解雇の人ですね。丁度同じ時期に有川浩空飛ぶ広報室を読んでいたので、ギャップというかスタンスというか、いや同じこと言ってるようでもあって、いろいろクラクラ。
労働と戦争の関わりを、基地労働者とかに問うのかなあ。でも自衛隊員には聞かないのはなんだろう。何を個人に聞くべきで、何を社会に問うんだろう。仕事の全体像が見えなくなっているのは、軍事に限ったことじゃない。確かにそれはそれ自体で課題だけれど。戦争、それは私の仕事の問題で、私の政治の問題で、より後者なのでなければより近い人、例えば自衛隊員、そうでなくてもメーカーの人なんかにより多くを負わせることになる。
専守防衛を支えにしてるのは誰も同じで、私も同じで。戦争が労働に繋がっているのは確かだけれど、でもそれはやっぱり労働の問題ではなく政治の問題だと思うのだった。